1.滞納の現状    
   

 いろいろな滞納事件で、複雑なケースが多々有りますが、でも問題の要点は一つ、流れ自体も一つの方向で決まっています。それは「滞納時間と滞納金額」です、とても簡単な問題なのですが。
 数カ月間家賃を滞納しているアパートの玄関。 
 


  【最初の時は、滞納額は】 
 入居者側にして見れば、最初の遅滞の頃は、当然支払う意思は有りましたが、二度目、三度目となると、殆ど支払うことが物理的に出来なくなっているケースが多いようです。
 よく多重債務者という言葉が使われますが、玄関ポストに色々な督促状が詰め込まれ、はみ出しているような状態です。
 結果的に裁判にまで至るようになった時は、入居者側の方は「もう、どうにでもなれ、他に行くとろもお金も無い、強制執行されるまで、いられるところまでいるしか仕方がない・・・」いう気持ちなのです。  

 最初の遅滞が一ヶ月や二ヶ月でも、『家賃』の性質を考えてください。
通常賃料というものは借りている側にとっては毎日住むところ、払わなくては成らないものなのです、それを支払わない、払えないということが、どれほど事かを借主は充分に認識しているものなのです。
 その大切な『家賃』を支払わない程に、資金繰りが難しくなっていると云うことは、とても経済的に危険な状態に成っているのです。
 入居者・滞納者等は口頭では色々と理屈を云っていますが、ほとんどの借主は家賃の支払い義務に関しては、重要性を充分に認識しているものなのです。    

半年・一年以上の滞納者の室内
 最近も、昔からもよくあるお話ですが、『滞納金をまとめて支払う』と云う話を滞納者から云って来ます。
 「三カ月後に退去する、来月の末には滞納している内のか月分を支払う。」
 「今月の末には、滞納している分のか月分を全額支払う、念書も書いて良い。」
 「二カ月後には、か月分を支払ってその月の末には出ていく。」


      
 ついつい、オーナーは、ホッとして

『じゃあその月末までは一様、待ってみるか・・・』と待っている。
 たった、一カ月分の家賃を支払われなくて、毎月毎月滞納をしている相手が、二カ月分・三カ月分をまとめて支払うと云う事?・・・引越し費用も無く、当然に次の敷金・礼金を支払う余裕もない相手が退去をする?
 一時逃れのお話です、決して信じては成りません。
 その話の真実は滞納者自身は『払・い・た・い』と云う気持だけのことの表現です、お金が付いてきません。 
 人の話を信じることは大切なことですが、今も昔もほとんど相談のお相手から毎日お聞きするお話の内容は同じです。


 
   

 相手を信じて、約束をして・待っていても、結果的に以前より滞納被害金額を増大さすだけです。
 貴方が相手にしている滞納者には、お金がありません、他に行くところも無いのです、そのことを充分に理解してください。
だから、嘘の約束しかできないのです。
 
滞納したお金は、ほとんど返ってきません、対応が遅すぎて、ご相談をお受けした当初から弁護士の先生をご紹介するケースも大変多くなっています。
 家賃滞納事件に成ってしまったら、解決方法はただ一つ、決して『これ以上待たない』ことです。

     
      

       滞納者は室内に大変なゴミを放置している場合があり、防災上にも大変危険な状態。
            
     

  

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