6.『高齢者の家主は防御する』

 一、【常習遅滞者達】

 追い出された、不良滞納者の行く先は?

 近頃は世間でも家賃の0滞納者が相当数増え、中にはオーナーが遅滞を繰り返されて大損ばかりしている人とも居ます。しかし、その経験を全然生かさないで、又、同じ業者に、同じ内容で募集を依頼して、同じように入居者審査も適当で、結局また滞納者が出たと云うお話も多いです。 
 なぜオーナーは大損しても、懲りないのか、少し考えて見ましょう。

 

 賃貸の入居申込書ひとつ取っても、オーナー側が審査をしたら断られると分かっているような、常習滞納者達は、申込書に大小の嘘を書いて申込をしてオーナーを安心させて来ます。 
 その嘘を見破れないと、また同じ失敗を繰り返します。この作業に自信のない方、次回からは自分で募集をして家賃を回収しないで、管理回収専門の業者に家賃管理を委託すれば間違いが無くて良いのです。
 

 滞納者たちは、入居の難しい人や外国人の場合等、保証人と称して○○保証人会社とか××保証人とかの有料の保証人を付けて来ますが、保証会社が保証してくれるもの、滞納が始まって7日以内に連絡しないと否認、保証額も賃料の1ヶ月の6割のみとか、保証会社と言っても民間の会社、倒産時には何の補償もありません。
 逆に、そこまでして借りないといけないような人には絶対に貸さないことです、保証人会社などあてになりません、保証行為の範囲を隅から隅まで見て下さい、何処までが保証されているか確認出来ます。

 でもリスクを負うような貸し方をするので有れば、貸し方を考えて、賃料を○○円下げ多くの人が借りやすいようにしましょう。
 家賃滞納のトラブルになり、改めて管理会社に処理を依頼すれば管理委託料が掛かります。

それ以上の大きな家賃問題ならば、弁護士への依頼で着手金だけで30〜50万掛かってしまいます、それならば思い切って最初から管理を委託したほうが良いかもしれません。 

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【事故に事件に、遭うべきして遭う】

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 賃貸の滞納の事故や事件のトラブルに合い、大変な思いをし、やっとの思いで退去してもらってホッと一息ついた後、募集活動をしてもなかなか賃貸がつかないので、また同じように賃料収入と入居募集に焦って、どこの業者にでも募集をお願いするオーナーがいます。

 せっかく苦労して問題児を追い出したのにもかかわらず、『滞納が続いてお金が欲しい・・・』からといって、焦って募集して申込書の審査を適当に審査するオーナーが実際に多いのです。
 このようなオーナーは、また同じような賃貸の事件に確実に遭います。でも、ご自分で入居者の審査をして判断し入居を許可した以上はオーナーの責任と成り、また、トラブルを抱えることになります。
 オーナー自身は入居者や業者が100%悪く、自分が判断したにもかかわらず、自分は一つも悪くなかったと思っていますから、まったく自己反省が無いオーナーは、確実に同じ事を繰り返してしまいます。

 それから、ごくまれにオーナーご自身が他の支払を滞納する人がいます、本当に滞納で困っていた人が他人にも滞納をするのです。
 どういうことでしょうか、やはりこのような人は事故に事件に遭うべきして遭うようです。
自らトラブル賃貸の事項を呼び込んでいる気がします。

 滞納事件は賃料だけでは済まないのです、相手が搾取・詐欺目的の本物のプロだったら、腐っても不動産ですから、賃貸のトラブルを抱え、処理を放棄していると、回収不能な多額な未収金が残っていたり、いつのまにか登記名義が変わってしまうという恐ろしいことが起こってしまいますよ。
 もし、大家さんにも大家の資格試験が有ればみなさん相当勉強するはずですが・・・。


  二、【申込書の嘘】

 例えば、すぐ近くの地域で、家賃の滞納が続き、他の家主から解約を強いられて、退去した常習滞納の滞納者が次に行くところは、いったいどこだと思いますか。

 もしも、その家族に小さな子供が居て学校区を変えないで住み続けるには、すぐ近くの地域で決めなければなりません。

その人達が必ず行くところは、少し賃料の割高でも、ななかなか入居者の決まらない、審査のゆるい賃貸物件のオーナーの所なのです。

 申込書類の偽装などは、なんのその、引っ越してしまえば勝ちなのです、後は借家権が保護してくれます。
 だから、ある日、現地案内と同時に申し書がオーナーのところに届き、そして、すぐに契約半金が入金となり、一週間もたたないのに引っ越してくるという話。

 そう、一番危ない入居者達なのです。

 このように、入居を急ぐ人にまともな人はいません、断るべきなのです。

でも焦っていると、引っかかるのです。

ひょっとして、もう貴方の所へ申込書を持ってきているかも、いや住み込んでいるかも、早ければ入居して二ヶ月後にしてもう遅滞・滞納が・・・。

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  三、【入居審査】

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 このように、少し調べてみれば、前回も滞納で退去していたとか、審査不足からトラブルになった遅滞トラブルも多いです。
 おまけに、人が良いのか、相当長期に放置して、滞納金が相当の金額になるまで放置しているケースも大変多いのです。
 他人に貸す行為は、法律行為です、オーナーも知らなかったでは済みません、自信のない方は信頼できる業者へ頼みましょう。
 でも、管理会社にあくまでもお金を払いたくない人は、自分で知識をつけて防御しましょう。
 賃貸契約書の内容の確認し入居に必要な書類(住民票・所得証明・保証人の所得証明・印鑑証明・免許書の写等)を全部受け取り、自身で確認を取りましょう。

 それでも不安で有れば、申し込み者の前入居地に行き、そこのオーナーや管理人に聞いて下さい。
 とても、驚くような事が出てくるかも知れません。

        

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