06 滞納から六人家族の家庭崩壊 

  【顔見しりの人に貸したら一年の滞納】  

  家賃の遅れ・・・本当の理由は (本当は、常習犯だったことに気が付かなかった?。)
 
 貸一戸建の滞納事件の場合 

 あるオーナーから相談です。
 『知り合いの6人家族に貸したら、入居してまもなく、滞納遅滞が始まり、現在とうとう12ヶ月目の滞納になった。』と云うご相談。

 当社で交渉にあたることになったその時には、すでにもう14ヶ月目でした。
 
 当初から『遅滞目的』の賃貸借契約者なのか、それともよくある滞納話なのか、どちらにしても滞納分を分割での支払約束に持っていこうと予測していましたが?

 担当者が、数回の請求と、滞納者自身に訪問と交渉を繰り返ししいました。

 やがて督促請求を兼ねて、連帯保証人の父親に直接面談し、滞納家賃の分割請求の話をすると?、

 これは、大変だ、常習滞納者の転居・転入ではないか!、

 ここに転居する前にも追い出されてきたのだった。
          a b  d  cx



 【大変な事態に】

  当社としては、家族も多いので、分割支払いで時間をかければ解決すると判断していましたが、父親の話を聞いて、これは大変な事実か判明しました。

 父親の話では「滞納事件はこれで二度目だ」と言うことでした。

 これは・・・、この家族は滞納の常習犯・確信犯では?、いくら支払い約条書を書いても無駄では・・・。
 これ以上待っていると、どんどん滞納がかさむだけだと・・。

 分割支払いどころの話では会い、前回も滞納で追い出されて来たとのこと、再度、オーナーと打ち合わせて、この事件の対策の最終判断「結論」を出しました。

 最終の打ち合わせで、「和解での分割支払い交渉は諦めて、オーナー自身が専門家に依頼し、提訴に踏み切る」と云うことになり、明け渡しの請求訴訟へと成りました。
                      


 【最悪の結果に】  

  結局は、予想した通りの最悪の結果と成りました。

 提訴しても、やはり被告は、法廷にも来ない、答弁書も出さない、そのまま、明け渡しの判決が出ても、知らん顔。
 それでも明け渡しに同意しない。

 仕方なく、執行官による強制執行の事前通知をするも、期日までに明け渡さないので、最終的に強制執行の断行をしました。

 当日は、トラックが数台横付けされ、住宅地ですから近所でも大変な騒ぎです。

 最初から完全に家賃の支払う資金も無く、当然に所得も支払能力も無く、まったくオーナーにとって甚大な被害! 

  結果的には、滞納目的のプロが、占拠目的でいれるだけいてやろうとするものと同等の結果と成りました。

  また、費用と滞納金額はそれ以上の損害が出ました。

 単純な滞納から始まり、結局は、莫大な費用が掛る強制執行の断行と成ってしまいました。
                    


 【原因は斡旋手数料の逃れ】  

 原因の大きな一つは、オーナーが、全く審査もしないで、単純に顔見知りだと云うことで、不動産業者を省き、ご自分で文具店に行き、賃貸借契約書を購入して、

 この人と賃貸契約を締結したことが始まりのようです。
 
 トラブルのきっかけは、単純な一カ月分の斡旋手数料の負担を逃れる行為そのものですが、このように、滞納者に貸すと滞納家賃の金額だけの被害で済まなくなるケースもあります。
 
 明け渡し完了後、未納家賃の分割支払を借家人からの申し出により、分割にて支払うことをオーナーも合意し、作業終了となりました。
 
 借主ご本人と連帯保証人の合計で未払い賃料を返済して行く事で合意しました。最初の一回分のみ連帯保証人と本人のお二人で送金入金、その後はご主人のみが支払うとの事。
 
 合計で約16ヶ月ぶりに借主本人と連帯保証人より、家賃が振り込み入金と成りました。
 この支払いが最後まで継続されるかどうか、いったい、オーナーはどんな気持ちでしょうか。
       
 

 【判断基準は】

 このような大変な悲惨なお話は珍しいとお話だとお思いでしょうが、実際の長期滞納者の実態はもっともっと悲惨なひどい状況のお話がが多々ありました。

 内容が内容なので守秘義務もあり書けないだけです。

 このように滞納の事件、その一番の原因は、「衣」「食」「住」の「住」の部分で資金が足らなくなると云う事。
入居者の経済状態は相当にひどい状況にあるとお考えいただいた方がいいと思います。

  このオーナーの判断力もう一つは、オーナーの無知な行動です、不動産には何の知識も経験も無く、目先の収入に釣られて、誰にも相談しないで、相手の審査・調査もしないで賃貸した事です。
 
 このようなひどい常習遅滞者に、前回も追い出された経験のあるような一家に、審査もしないで貸した方にも大きな原因があります。
  (守秘義務等の為、本文内に、少し省いて記載しているところが有ります事をご承諾ください。)
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         ご相談は℡03-5368-2611

株式会社日本ザイカン
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どのようなトラブルも最初はご相談から始まります、悩んでいても滞納金がかさむだけ。  

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