No,8 明け渡し訴訟と強制執行

toraburu-08-01   夜逃げの後始末は ・・・期間6ヶ月? 
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 【個人での明け渡し訴訟したお話】個人訴訟の場合

 東京都心、近郊のマンション滞納事件です。家賃の滞納が始まり、本人・保証人共に行方不明に成りました。

 このような場合に、【個人訴訟】の手続きにどれくらいか時間が掛かったかと云いますと約六ヶ月です。

 滞納者に対して督促請求を繰り返しても、一切の返事が無く、実際に現場に行ってみると不在、電気もガスも止まっています。

 マンションの管理人に聞くとずいぶん前に出て行ったとの事です。

 結局は、すこし荷物もあるようなので、訴訟をすることに致しました。

 しかしこの上、専門家に依頼すると滞納金の回収不能金に加え委託料・成功報酬・強制執行の断行費用等々で相当の費用が掛ることが計られます。

 その上に、訴訟終了後に内装費が掛ります。


toraburu-08-0010   【個人訴訟の実際】
 
 明け渡し請求訴状を作るまで
 
 提出の訴状書類そのもの、その他に添付書類に色々と集めることにもずいぶん時間が掛りました。

 最終的には証拠集めです、滞納者相手に確認の意味でもう一度内容証明を出したり、役所に行って住民票を請求したり、公租公課書類を取ったり、マンションの管理人の話を聞き提出書類に記載し色々と証拠書類を整えのました。

 数回、簡易裁判所に通って、やっとのことで、約三ヶ月目に受理されて提訴する事が出来ました。

 そして、それから一ヶ月ほどして第一回の口頭弁論に成りましたが、当初から相手が行方不明なので訴状も公示送達と成り、第一回の口頭弁論のその日に終結して、約二週間後に判決が出ました。 

 この明け渡し請求訴訟の終結までの期間は、合計で約五ヶ月間に成っていましたが、追加で判決を公示送達するので公示期間が後に余分に約二週間掛りました。

そして約六カ月目に判決が確定し終結いたしました。
これで終わったわけでは有りません、このあと部屋の明け渡し行為【強制執行】が残ってます。

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toraburu-08-0018   【強制執行をする】
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 その後、確定判決を持って執行官室へ行って強制執行の手続き、強制執行の預託金を預け、日時を打ち合わせて執行官と現場へ、足掛け七ヶ月目です。

 裁判所に行って、何度も必要書類や現場の調査書を書いたりしていると、余分に一ヶ月くらいすぐに経ってしまいました。印紙代が二万円程度でした。強制執行は供託金が約七万円でした。

 その後、室内のゴミ処分と内装の見積もりを取って45万円でしたとの事。

(いつでも連絡が取れていた連帯保証人への安心感が有りましたが、知らない間に居なくなっていることもあります。連帯保証人へは更新時に、定期連絡を密にして置きましょう。)


 
 
【オーナー様へのアドバイス】

 この事件は、自分の滞納事件を自分で訴訟することは法律違反ではありません、個人訴訟は努力と知識があれば費用をかけずに出来きたと云うお話です。 

 このような目に合わないことが一番ですが、もし会ってしまったらご自身でも出来ると云うお話です。
(実話ですが、守秘義務等により、本文内のお話の進行に少し省いて記載している個所があります。)
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                ご相談は℡03-5368-2611

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